庭のゴーヤをビジューパンチニードル刺繍|制作途中記
更新日:9月14日
大人のためのビジューパンチニードル刺繍
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今年も庭に、
ゴーヤがたくさん実りました。
ネットいっぱいに広がる、
濃い緑の葉。
その隙間から顔を出す、
陰影に富んだ質感。
見るたびに、
「これは一体どうやって
生まれる形なんだろう」と
不思議な気持ちにさせられます。
今年はふと、
この質感を
パンチニードル刺繍で
表現してみたくなりました。
滑らかな面ではなく、
あえて凹凸のある、
生命力そのものの表情を
糸で描いてみたい。
そんな思いから、
今回の制作がはじまりました。
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なぜ丸いモコモコなのか
制作を進めるにあたって、
ゴーヤの表現方法を
考えていた矢先、
草間彌生さんの
訃報に触れました。
水玉というモチーフを、
生涯をかけて反復し、
増殖させ続けた芸術家。
幼い頃からご自身を包んでいたという
幻視の世界を、
恐れるのではなく、
埋め尽くすことで
作品へと昇華させていった
生き方に、
あらためて胸を打たれました。
ひとつのモチーフを
繰り返し、繰り返し増やしていくことで、
そこに新しい世界が立ち上がっていく。
その「増殖」という概念が、
今の自分の制作意欲と
強く結びついた気がしています。
ゴーヤの表皮にある
無数の突起も、
よく見ればひとつひとつは不揃いで、
それでいて全体としては
ひとつのリズムを持っています。
この「増える」「連なる」というイメージを、
丸いモコモコとした
ビジューの粒を重ねていくことで、
自分なりの刺繍の中に
落とし込めないだろうか。
そんな思いを込めて、
今回はビジューを一粒ずつ
増殖させるように、
ゴーヤの質感を
表現していこうと考えています。
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制作の様子
今回はまず、
刺繍糸の色選びからはじまります。

ゴーヤの深い緑は
一色では表現しきれず、
明度や彩度の異なる緑を
何本も机の上に並べ、
光の当たり方によって
表情が変わるように
糸を組み合わせていきます。
糸の色合いが決まったら、
次はその色を活かせる
ビジューを選ぶ番です。
刺繍糸の隣にビジューを並べてみて、
色みが響き合うもの、
逆に少し外して表情を出すもの、
見比べながら、
どれをどう配置すれば
あの凹凸に富んだ立体感が
出せるか。
ひとつひとつ手に取って、
図案の上に置いてみる時間。
この段階だけでも、
思っていた以上に
迷いながら進めています。
配置が決まり
実際に針を刺しはじめると、
(ゴーヤ刺繍 制作の様子1)
パンチニードル特有のループが
少しずつ面を埋めていき、
ゴーヤの塊感が
じわじわと立ち上がってくる
瞬間があります。
こうした手元の質感や、
無心で針を刺し進めている
時間の心地よさは、
なかなかリールだけでは
伝えきれません。
そして無言で手を動かし続けているうちに
気づけば時間が経っている、
あの集中の心地よさ。
そうした部分は、
文章でこそ残しておきたいと思い、
このブログに綴ることにしました。
(ゴーヤ刺繍 制作の様子2)
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これから
まだ制作は途中の段階です。
これから先も、
糸の選び直し、
手を動かしながら考えていることなどを、
引き続きこちらで
発信していきたいと思います。
凹凸に富んだゴーヤの表情が、
どんなふうに増殖していくのか。
その過程を、
どうぞゆっくり
見守っていただけたら嬉しいです。

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Love Handmade Life が、
あなたの日常に
小さな「好き」を添えられますように。
Love Handmade Life
渡部泰子


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